天野喜孝展 想像を超えた世界

天野喜孝展in新潟
天野喜孝氏は、タツノコプロで「ガッチャマン」や「タイムボカン」等人気アニメのキャラクターデザインを手がけ、独立後はゲーム「ファイナルファンタジー」のキャラクターデザインや、小説「グイン・サーガ」シリーズの装幀画や舞台美術等を手がけるなど、幅広いジャンルで多くの人が知っている作品を手がけ、原画展には多くのファンが来場する人気アーティストです。
そして、天野氏は活躍の場を世界に広げ、ファインアートの作家として多くの作品を描き、パリ、ニューヨーク、ドイツ等で個展を開催。画家として幾つかの賞を受賞するなど、芸術家としての高い評価を得ています。

 また、2014年の日本テレビの「24時間テレビ」のオリジナルTシャツのデザインを担当するなど活躍の範囲はますます広がっています。しかし、日本においてはキャラクターデザイナーとしての評価が高いこともあり、画家・天野喜孝の公立美術館での本格的な展覧会は開催されていません。

今、アートに対する環境は変わりつつあるように感じます。

 表現手法が多様化していく中、ポップアートやアニメなど、サブカルチャー的な表現とファインアートの境界線が無くなりつつあるのではないでしょうか。その象徴的なアーティストの代表が天野喜孝氏だと考えます。本企画は、海外で評価されているアーティスト天野喜孝の活動を紹介する個展を「母国日本で開催」し、芸術家としての現在進行形の姿を表現しています。

 世界で評価を受けた作品の凱旋展的位置づけで、天野氏の新たな魅力と本質的な世界を、多くの方たちに訴求していく展覧会として実施したいと考えています。

PROFILE

天野喜孝 プロフィール

天野喜孝

画家、キャラクターデザイナー、イラストレーター、装幀家。
舞台美術や衣装デザインも手がける。

略歴

  • 1952 静岡市生まれ
  • 1967 アニメーション製作会社タツノコプロダクションに入社。
  • 天野嘉孝名義で『タイムボカン』等のアニメのキャラクターデザインを手掛ける。
  • 1987 『ファイナルファンタジー』のキャラクターデザインを担当
  • 1992 『楊貴妃』の舞台美術を担当
  • 1993 映像作品『天野喜孝 ~華麗なる幻想美の世界~』発売
  • 1994 『海神別荘』の舞台美術、衣装デザインを担当
  • 2001 映画『陰陽師』の衣装デザインを担当
  • 2007 映画『ユメ十夜』の第7夜の監督を担当

受賞歴

  • 1983-1986 第14-17回星雲賞
  • 2000 アイズナー賞:"THE SANDMAN: The Dream Hunters"(ニール・ゲイマンとのコラボレーション)
  • 2000 ドラゴン・コン賞、ジュリー賞
  • 2007 第38回星雲賞